Webライターになりたいけど、そもそも記事ってどう書くのー！？
全て教えてしんぜよう。
記事の書き方が分からない、ライター初心者さん・ブログ初心者さん、必見です！
Webライター歴5年の筆者が、普段行っている記事作成の手順を、具体例つきで超丁寧に解説します。
この記事さえ読めば、プロ並みの記事が書けるようになること間違いなし！
プロの記事作成とは？
そもそも、初心者とプロの記事作成は何が違うのでしょうか？
結論、「記事が成果を生み出せるかどうか」が大きな違いになります。
執筆した記事で、読者が「モノ・サービスを買う」「サイトのファンになり、ブックマークする」など行動を促すことができるのが、プロライターの記事作成です。
そのためには、しっかりと手順を踏んで記事作成をすることが重要になります。
この記事では、以下の2点を満たす記事作成の方法を解説していきますよ。
- まず「読まれる」＝検索で上位に表示される
- 読者の行動を促す＝読者の悩みを解決する、分かりやすく読みやすい
誰にも読まれない・誰も動かさない記事は、ただの日記。
記事作成の手順
記事作成には、以下の6ステップを踏む必要があります。
- Step1テーマ決定
- Step2キーワード選定
- Step3リサーチ
- Step4構成（見出し・リード文）
- Step5執筆
- Step６校正
それぞれの項目について、詳しく解説していきましょう！
テーマ決定
まずは記事で扱うテーマを決めます。
クライアントが指定してくれる場合もありますが、ここでは何も決まっていない状態からテーマを決める手順をご紹介しましょう。
- 最終目的を決める
- ターゲットを決める
- リサーチ
❶最終目的を決める
「何のために書く記事なのか」を最初に決めましょう。
多くの場合、「読者にモノ・サービスを買ってもらう」「読者に共感し、ファンになってもらう」「多くの読者を集める」などがゴールになります。
例）最終的にジムの入会を促したいけど、サイト全体の記事数が少ないから、まずは集客を目的にしよう。
❷ターゲットを決める
最終目的を達成するために、最適なターゲットを決めます。
たとえ依頼された記事の目的が販売でないとしても、お金を払ってライターに依頼している以上、サイト全体では「何か」を売ることを目的としているはずです。
サイトが扱う商材をもとにターゲットを考えましょう。
以下の質問をしながら決定していきます。
・売ろうとしているものは、どんな悩みを解決するのか
・その悩みを抱えているのは誰か
・競合と被らないか
例）うちのジムは内装がおしゃれで、高級な雰囲気が売りだから、ジムの様子をSNSにアップして自己肯定感を高めたいという欲求を叶えられる。
SNSに強く・お金に余裕がある20代後半～30代のOLをターゲットにしよう。
❸リサーチ
ターゲットが決まったら、リサーチをしていきます。
ターゲットはどんなことに興味があるのか、何に悩んでいるのかを調べましょう。
今の流行を調べることも忘れずに。
例）韓国の糖質カットゼリーが流行っているみたいだ……美容成分も入っているのか。ダイエット×美容が同時にできることに需要がありそう。
よし、「流行りのゼリーを実際に飲んでみた体験談」をテーマにしよう。
ダイエット×美容つながりで、ジムのことを書いた他の記事に誘導できるな。
①最終目的②ターゲット決定③リサーチの3ステップで、テーマが決まったね！
キーワード選定
記事のテーマが決まったら、キーワード選定をします。
キーワード選定とは、「どのようなキーワードで検索したときに、検索結果に記事が表示されるか」を決めることです。
キーワード選定は、ざっくり3ステップで行います。
- キーワード探し
- 検索規模の確認
- 競合チェック
❶キーワード探し
読者が検索しそうなキーワードを探していきます。
ここで使うのは、ラッコキーワードというツールです。
ラッコキーワードは、キーワードを打ち込むと、読者が実際に検索している関連ワードを表示してくれる便利なツールです。（しかも無料で使える！）
先ほどテーマの例で、「流行りの韓国ゼリーを飲んでみた体験談」を書くことにしました。
そこで、ラッコキーワードに「韓国 ゼリー」と適当に打ち込んでみましょう。
このようにたくさん表示されます。
「韓国 ゼリー」といったアバウトな検索よりも、「韓国 ゼリー 美容」のような1歩踏み込んだキーワードのほうが、読者が知りたいことが明確になり、読者を動かす記事が書きやすくなります。
「踏み込みキーワード」を見つけるのが大事だから、ラッコキーワードは必須なんだよ！
また、「どこに売ってる」「いつ飲む」などの関連ワードも表示されました。
これを受けて、「売っている場所一覧や、飲むタイミングも記事の解説に加えよう！」と記事の内容をブラッシュアップすることもできるのです。
❷検索規模の確認
次に、キーワードの候補が月間でどれくらい検索されているか（検索規模）の確認をします。
誰も検索していないキーワードで記事を書いてしまうと、いくら内容が良くても見られません。
ここでは、キーワードプランナーというツールを使っていきます。
キーワードプランナーは、Google広告の中にあるツールで、キーワードの検索規模や競合性を知ることができるツールです。
先ほどキーワード候補に挙げた、「韓国 ゼリー 美容」というワードを打ち込んでみます。
月間平均検索ボリュームのところに、100～1000と表示されました。
個人ブログや規模の小さいサイトであれば、100～1000が上位表示を狙いやすく、適正といえます。
規模の大きなサイトであれば、1000～1万のキーワードを選択しても良いでしょう。
10～100は読者が少なすぎるし、1万～10万は競合が強すぎるから避けたほうがいいよ！
❸競合チェック
キーワードの検索規模が適正であることが確認出来たら、競合チェックを行いましょう。
実際にGoogleでキーワード候補を検索し、出てきたページをチェックします。
以下のような場合は、上位表示が難しいためキーワードを再検討する必要があります。
- 上位10記事に企業や公的機関の大きなサイトしかない場合
- 上位10記事に楽天やAmazonなどのショッピングサイトしかない場合
逆に、上位10記事に個人ブログやnoteの記事が出てきたら、上位表示が狙いやすい穴場キーワードになります。
このとき、普通のブラウザでみると自分好みの記事が上に来るように順番が変わっているから、プライベートブラウザで見るようにしてね。
ちなみに先ほどキーワードの候補に挙げた「韓国 ゼリー 美容」は、上位10記事がショッピングサイトばかりだったため、❶から再検討です☆
ちなみに、ラッコキーワードとキーワードプランナーを行き来するのが面倒くさいという場合は、ラッコキーワードに課金するのもおすすめです。
月660円～という価格で、関連キーワードだけでなく、検索規模や上位表示の難易度も教えてくれます。
ラッコキーワードの公式サイトはこちら
リサーチ
記事作成のキーワードが決まったら、リサーチをしていきます。
リサーチといっても、やることはシンプルです。
決めたキーワードで検索して上位に表示される8記事を、徹底的に読み込むんだ！
記事を検索で上位に表示させるためには、どのような記事が上位に表示されているのかを知る必要があります。
上位8記事を徹底的に読み込み、「タイトル」「構成（目次のタイトル）」「内容」をまとめましょう。
このとき、マインドマップツールがあると便利です。
上記のように、非常に分かりやすくまとめることができます。
MindMeisterというツールが使いやすくておすすめです。
リサーチしていくと、上位8記事にはいくつか共通点があると分かります。
例えば、「記事 書き方」で検索したとき上位記事に共通しているのは、以下の3つです。
- 記事作成の具体的な手順が分かる
- 読みやすい記事作成のコツが書いてある
- 初心者向け
この結果をもとに、上記の条件を満たす記事を作成していきます。
「このキーワードで検索する人は、何を知りたがっているのだろう？」と考えながらリサーチを進めることが大切です。
構成（リード文・見出し）
リサーチが終わり、読者が記事に求めていることが分かったら、構成を考えます。
構成というと難しく感じるかもしれませんが、リード文と見出しのタイトルを考えることと思ってください。
リード文とは、本文に入るまえの概要説明文のことです。（この記事では目次の上の部分）
最初にリード文を作っておくことで、この記事全体で何を伝えたいのかを固定することができます。
書いている途中で、何を伝えたかったのか見失うのはあるあるだよ……
リード文を書いてから、見出しのタイトルを考えるのがおすすめです。
どう考えたらいいか分からない方は、以下の例に当てはめてみてくださいね。
構成の例
リード文
①そもそも○○とは？（前提の確認）
②○○の手順・方法・体験談（メイン）
③○○のコツ・メリットデメリット（＋α情報）
④まとめ
大見出しを決めたら、具体的な内容を指定する小見出しも決めていきましょう。
【構成のポイント】
リサーチで調べた上位8記事にない、オリジナルの見出しを1つ追加してみましょう。
検索で上位を獲得するためには、他のどの記事よりも読者の役に立つ記事を書くことが必要です。
自分にしか書けない有益な情報をプラスすると、上位表示しやすくなります。
執筆
構成まで考えたら、ようやく執筆に移ります。
とはいえ、あとは決めたことを書いていくだけ。
ライターといえば執筆作業のイメージが強いと思いますが、実はここに辿りつくまでの時間のほうが膨大です。
構成までしっかりしていれば、ちょっと文章が下手でも、いいクオリティの記事が書けるよ。
しかし文章力が高ければ読者が飽きない、さらに良い記事を書くことができます。
後の章で、文章力を高く見せるコツもご紹介しますが、本気で文章力を磨きたい方は以下の記事も参考にしてくださいね。
また、記事を書くための文書作成ツールには以下のようなものがあります。
- Microsoft Word
- Googleドキュメント
- ワードプレス直接入稿
Webライターの場合、クライアントがツールを指定してくる場合がほとんどです。
【検索キーワードはどう使う？】
前の段階で決定した検索キーワードは、読みづらくならない程度に記事に散りばめていきます。
具体的には、見出しや見出しのあとの1文に入れ込むと自然です。
この記事の見出しや文を観察して、どのキーワードを狙っているか当ててみてください！
校正
記事作成の最後は、校正です。
構成と校正があってややこしいですが、要するに書いた記事の見直し作業ですね。
主に以下3つのポイントを1文字1文字しっかりチェックしていきましょう。
執筆作業を終えて、しばらく時間が経ってから新鮮な頭で見直すと、ミスが見つかりやすいためおすすめです。
この作業も意外と時間がかかるため、最強の校正お助けツール「文賢」の利用をおすすめします。
【文賢のメリット】
・誤字脱字のチェック精度が高い
・言い換え提案機能があるため、簡単に高品質な記事が作れる
・操作画面が見やすい
たくさん記事を書くなら、校正作業を効率化すると全体の作業スピードが爆上がりするため、課金の価値ありです！
以下の記事では、校正の方法と一緒に、校正ツールの比較解説もしています。
プロ並みの記事を書くコツ5選
これまで解説した記事作成のステップをしっかりと踏んだうえで、以下の5つのコツを実行すれば、プロ並みの記事が書けちゃいます！
- 入念なリサーチ
- プロの記事構成を真似する
- 同じ文末を連続させない
- 1文は短くする
- 校正を怠らない
入念なリサーチ
プロ並みの記事を作成するコツ1つめは、入念なリサーチをすることです。
どんな記事を書くときも、最低でも1時間はリサーチに時間を使いましょう。
おさらいになりますが、リサーチが必要な場面は以下の4つです。
リサーチがしっかりしているほど、記事のクオリティは上がっていきます。
プロの記事構成を真似する
記事作成のコツ2つめは、プロの記事構成を真似することです。
自分が狙っているキーワードで1位を取っている記事や、企業の大きなサイトに載っている記事の構成をよく観察しましょう。
もちろん記事の丸パクリはダメだよ！あくまで「読者に伝わりやすい構成」はどんなのかなって意識して読んでみるだけ。
記事を丸ごと真似するのではなく、「伝え方」だけ真似するイメージです。
たくさん読んでいけば、次第に自分の中で最強のテンプレートができていきます。
同じ文末を連続させない
記事作成のコツ3つめは、同じ文末を連続させないことです。
これは、読者を飽きさせないためのテクニックになります。
例を見てみましょう。
【文末が連続する文例】
同じ文末は、連続しないようにしたほうがいいです。
同じ文末が連続すると、文章のリズムが悪くなるからです。
小学生の日記のような、幼稚な印象も与えてしまうのです。
そのため、語尾は連続しないように気を付けたほうがいいです。
【文末を変えた文例】
同じ文末は、連続しないようにしたほうがいいです。
同じ文末が連続すると、文章のリズムが悪くなります。
小学生の日記のような、幼稚な印象も与えてしまうのです。
そのため、語尾は連続しないように気を付けましょう。
同じ文末が続くと、文章のリズムが悪く、単調に感じてしまいます。
文末を変える意識を持つだけで、文章のリズムが格段に良くなりますよ！
1文は短くする
記事作成のコツ4つめは、1文を短くすることです。
1文が長いと、とにかく読みづらくなります。
【一文が長い場合】
今日は家族でショッピングモールに行ったのですが、子どもが大好きなくまのキャラクターの大きなぬいぐるみがあったので、子供たちは大喜びで、その様子を見ていると私まで嬉しくなって、連れてきてよかったなという気持ちになり、とても良い休日を過ごしました。
【一文が短い場合】
今日はとても良い休日を過ごしました。
家族でショッピングモールに行ったのですが、子供が大好きなクマのキャラクターの、大きなぬいぐるみがあったのです。
子どもたちは大喜びで、その様子を見ていると、私まで嬉しくなりました。
「連れてきてよかったな」という気持ちになり、良い休日を過ごせたのでした。
パッとみたとき、1文が長いと読む気をなくすんだよ～
文章の中に句点が3つ以上入らないようにすると、自然と文が短くなります。
他にも読みやすい文章を書くコツをまとめた記事があるので、ぜひ読んでみてくださいね。
校正を怠らない
記事作成のコツ5つめは、校正を怠らないことです。
誤字・脱字は悪！！と考えましょう。
誤字・脱字があるとスムーズに読み進められず、読者にストレスを与えてしまいます。
さらに、検索順位を決定しているシステムが記事の内容を正確に読み取れず、検索順位が下がってしまう場合もあるんです。
記事を書き終わったら、必ず丁寧に見直すようにしましょう。
校正のやり方や、お助けツールは以下の記事で解説しています。
記事作成に必要なツールまとめ
記事作成に必要なツールをおさらいするよ！
すべて導入して、今日からプロ級の記事を書いちゃいましょう！
- ラッコキーワード
- キーワードプランナー
- マインドマップ
- 文書作成ツール
- 校正ツール
ラッコキーワード
まずは「ラッコキーワード」。
記事が検索表示されるキーワードを探すときに必須のツールです。
読者がどのようなキーワードで検索しているかを、一覧で見ることができる便利なツールでしたね。
無料版であれば登録不要で、すぐに使い始めることができます。
キーワードプランナー
次に、「キーワードプランナー」です。
キーワードプランナーは、キーワードの検索規模（月間で何回検索されているか）や競合性が分かるツールになります。
便利なツールですが、導入がやや複雑です。
【キーワードプランナーの導入方法】
- 「Google広告」で検索、ページをクリック
- Googleアカウントでログイン
- 広告出稿の目的など、質問を全て打ち込む
- 広告を作成する
- お支払い情報を入力する
- 「キャンペーンを一時停止する」をクリック
キーワードプランナーは本来、Googleに広告を出したい人に向けたサービスであるため、一度広告を作るフリをする必要があります。
導入が面倒くさいと感じるのであれば、ラッコキーワードの有料版で同じ機能が使えるため、ラッコキーワードに課金するのも1つの手です。
マインドマップ
3つ目はマインドマップです。
特に「MindMeister」というツールが使いやすくておすすめですが、マインドマップが作れるツールであればどれでも問題ありません。
MindMeisterであれば、メールアドレスを登録するだけで無料で利用できますよ！
記事のアイデアだしなど様々な場面で使えますが、筆者は主にリサーチ結果をまとめるときに使っています。
狙うキーワード⇒上位8記事のタイトル⇒それぞれの内容と派生させると、綺麗にまとめることができます。
リサーチ結果は記事を書くとき何度も見返すから、綺麗なほうがいいんだよ！
文書作成ツール
記事作成に必要なツール4つ目は、文書作成ツールです。
Webライターとして仕事をするのであれば、以下3つは扱えるようにしましょう。
- Googleドキュメント
- Microsoft Word
- ワードプレス
Googleドキュメント
Googleドキュメントは、Webライターの中で最も利用されているツールです。
Googleアカウントがあれば、無料で利用できます。
Microsoft Word
Microsoft Wordは、学校や職場で使ったことのある方も多いと思いますが、有料のツールです。
修正の指示が分かりやすく出せるため、Wordファイル形式の納品を指定してくるクライアントもいます。
ワードプレス
ワードプレスとは、ホームページやブログが作成できるソフトウェアのことです。
ワードプレスは無料で使用でき、多くのサイトがワードプレスを使って作られているため、「ワードプレス直接入稿」が納品方法として指定される場合があります。
その場合、クライアントのワードプレスアカウントにログインし、記事作成画面に直接入力することになります。
校正ツール
記事作成に必要なツール最後は、校正ツールです。
校正は記事作成に必須の作業だったね！
これからたくさん記事を書く予定なら、誤字・脱字チェックといった時間のかかる作業は、ツールに任せて効率化してしまいましょう！
筆者がおすすめしているのは、「文賢 
」というツールです。
現状、コスト面・機能面どちらからみても最強の校正ツールだと思います！
まとめ
この記事では、記事作成の方法について、くま先生と一緒に詳しく解説しました。
記事作成は、以下の手順で進めていきます。
- テーマ決定
- キーワード選定
- リサーチ
- 構成
- 執筆
- 校正
そして、プロ並みの記事を書くためには、以下の5つのコツを守りましょう。
- 入念なリサーチ
- プロの記事構成を真似する
- 同じ文末を連続させない
- 1文は短くする
- 校正を怠らない
最後に、記事作成に必要なツールは、以下の5つでした。
さっそく今日から使えるように準備しましょう！
- ラッコキーワード
- キーワードプランナー
- マインドマップ
- 文書作成ツール
- 校正ツール
ここまで読んでくださったあなたの記事作成レベルは、超絶パワーアップしたはずです！
このサイトでは、WebライターになるためのTipsや、副業時間の作り方などを解説しています。
ぜひ覗いてみてくださいね。
最後まで見てくれてありがとう！
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