
ライターを目指す皆さん、『校正』をしたことがありますか?
フリーライターを目指すあなたも、ブログを書いているあなたも、校正のやり方を知っておいて損はありません!
なぜなら、文章の正しさは記事の「信頼感」につながるからです。
この記事では、初心者でもできる校正のやり方を、詳しく解説していきますよ。
校正はなぜ必要か

そもそも『校正』とは、文章の表記に誤りがないかを確認する作業のことです。
文章の誤りには、下記の例のような、日本語のミスやタイピングミスが含まれます。
相手が発言しずらいコミニュケーションの取り方はは、あまりよくない。
相手が発言しづらいコミュニケーションの取り方は、あまりよくない。
なぜライターにとって校正が必要かというと、誤りの多い文章は、信頼度の低い印象を与えてしまうからです。
特にフリーランスのライターであれば、クライアントが個人事業主であったり、校正担当者がいなかったりする場合もあります。
その場合、誤字脱字の多い記事を納品しても、そのまま掲載されてしまうことに……。
すると読者や検索表示システムからの評価が低くなり、仕事がどんどん減ってしまうという事態にもなりかねません。
ライターにとって、誤字脱字のない正しい文章を書くことは、最低限のスキルと認識しておくと良いでしょう。
初心者でもできる校正のやり方
個人のライターが行う校正方法は、『素読み校正』というものです。
書き上げた記事だけを読み込んで、間違いがないかをチェックしていきます。
チェックするポイントは、以下の3つです。
誤字・脱字
誤字・脱字は、最も目立ち、かつ信用を失いやすいミスです。
以下のポイントに気を付けながら、しっかりとチェックしていきましょう!
誤字・脱字をチェックするときは、文字を記号として認識し、1文字ずつチェックします。
1日置いてから新鮮な気持ちでチェックすることや、声に出して音読することも効果的です。
また、PCでの執筆では同音異義語のミスが多発するため、注意して観察しましょう。
【同音異義語の例】
移動/異動、 校正/構成、 期間/機関
人間が書いた記事には、必ずといっていいほど間違いがあります。
疑う気持ちを持って、徹底的なあらさがしをする小姑のような気持ちで、チェックしていくことが重要です。
表記ゆれ
表記ゆれとは、1つの文章の中で、同じ意味を表す言葉の表記が異なることです。
表記ゆれは、文章を「なんとなく信用できない」印象にしてしまいます。
【表記ゆれの例】
私⇔わたし、 行います⇔おこないます、 申し込み⇔申込み
また、複数の表記パターンがあることで検索エンジンが記事を読みづらくなり、サイトの評価が下がることもあるのです。
同じ意味を表す言葉は、全く同じ表記を使用することを徹底しましょう!
情報の正確性
情報の正確性は、記事を書くうえで絶対に確認しなければなりません。
間違った情報を記事に掲載しまうと、サイト全体の信用度が落ちるためです。
情報の正確性をチェックするときは、以下のポイントに注意しましょう。
よくあるミスを例に出します。
コンビニのお茶 1本 500ℓ
コンビニのお茶 1本 500㎖
このミスは、「数量の単位」「常識外れでないか」という2つの視点から発見することができます。
500ℓのペットボトル……巨人の世界では常識かもしれませんが、人間界では常識外れですね。
また、記事に書かれている情報そのものが正しいかどうかもチェックしましょう。
ライター初心者のうちは、そもそも記事を書くときに①オリジナルの体験談②公的機関の情報の2つ以外から情報を持ってこないことを意識すると良いでしょう。
簡単に校正可能!オススメのツール

ライターの仕事に校正作業は必須といえますが……
1つの記事を書くたびに、1文字ずつチェックしていたら時間がかかって仕方ないですよね。

もっと効率的に校正できないの?執筆作業に集中したい!
そんなあなたにオススメなのが、校正ツールの活用です。
記事をまるごとツールに投げるだけで、勝手に校正してくれます!便利~。
以下、オススメのツール5選を解説していきますよ。
結論からいうと、「ライターで稼ぎたいなら、文賢かShodoの2択。コスパ重視や最新AIに触れたいなら他の選択肢もアリ。」です!
ツール名 | ![]() 文賢 ![]() | ![]() Shodo ![]() | ![]() Languise ![]() | ![]() ChatGPT | ![]() Gemini |
---|---|---|---|---|---|
価格(税込) | 月額2,178円 | 無料~ 月額2,000円 | 無料~ 月額7,500円 | 無料~ 月額30,000円 | 無料~ 月額36,400円 |
特徴 | 画面が見やすく、機能が豊富。 本格的な校正が可能で、文章力向上にも役立つ。 | 独自AI利用で、誤字脱字のチェックに強い。 記事の管理機能が便利。 | ChatGPTを核エンジンとした校正機能。 指示文を作成する手間を省ける。 | 文体の柔軟性が高い。 指示文により校正の精度が変わる。 | Google関連ツールとの互換性が高い。 校正の精度がやや低い。 |
セキュリティ | SSL通信による暗号化 | サーバーアクセス制限 | データ削除機能 | 情報漏洩の リスクが高い | 情報漏洩の リスクが高い |
対応文字数 (1回につき) | 30,000 | 1,800~42,000 | 1000~無制限 | 2,000~ 25,000 | 2,000~16,380 |
オススメ度 |
文賢
文賢は、大企業も利用する非常に信用度の高い文章校正ツールです。
誤字・脱字のチェックといった基本的な機能はもちろん高性能で、さらに特徴的な機能として、「文章表現」という機能があります。
「文章表現」は、自分では思いつかないような言いまわしを提案してくれる機能です。
類語・言い換え・慣用句などを提案してくれるので、使っているだけで文章力が身についていきます。
校正も文章力アップ機能も兼ねているのは文賢だけなので、ライター初心者の方に特におすすめです!
画面も非常に分かりやすく、操作も簡単になっています。
また、セキュリティ対策も万全です。
ライターとしてステップアップしていくと、ChatGPTなどの生成AIに投げてはいけないような、機密情報を扱う企業案件を受けることがあると思います。
そんなとき、文賢であれば安心して校正してもらえるため、「これから企業案件も受けて、バリバリ稼ぐぞー!」と意気込んでいる方は、最初から文賢を導入しておくのがおすすめです。
ただし、初期費用が他のツールに比べて高いことや、無料お試しができないことがデメリットとして挙げられます。⇒2025年9月1日から初期費用が無料になり、さらに使いやすくなりました!
とりあえず誤字・脱字のチェックだけでいい、コストをなるべく抑えたいという方は、次におすすめするツールがおすすめです。
(更新:初期費用が無料になった2025年9月1日現在、コスト面のデメリットがなくなり、文賢が圧倒的にオススメのツールとなりました。)
Shodo
Shodoは、記事を書くことに慣れてきたライター中級者以上の方に非常におすすめの文章校正ツールです。
誤字・脱字、1文の長さ、漢字の開きなど、ついついミスが起きやすい部分のチェックに特化しています。
文賢のように文章表現のアドバイスには弱いため、ある程度文章力に自信があり、校正だけを効率よく行いたいという方にピッタリです。

また、画面のように「執筆中の記事」「アイデアだしの段階」「完了した記事」など、記事が非常に分かりやすく管理できるところも、筆者の推しポイントです!
無料でお試しもできるため、気になった方はぜひ1度使ってみることをおすすめします。
Languise
Languiseは、ChatGPTエンジンを核とした文章校正ツールです。
ChatGPTを使って校正してみたいけど、指示文をどう書いたらいいか分からないという方や、経済系・技術系のライターを目指す方におすすめのツールとなっています。
Languiseは、他ツールに比べ文章の要約や翻訳といった機能が優れています。
経済や技術系の専門的なレポートをもとにして記事を書く方は、作業効率がグンと上がるため、お金を払う価値がある機能です。

Google翻訳のようにシンプルな画面で、操作性にも優れています。
誤字・脱字のチェックにはやや弱い部分がありますが、専門記事を書くライターにとっては十分検討する余地のあるツールです。
ChatGPT
ChatGPTは、2022年にリリースされた最も話題のAIチャットサービスです。
プロンプト(指示文)次第で、様々な校正が可能になっています。
例えば、「誤字・脱字を中心に修正してください」「表記の一貫性をチェックしてください」など重視したい点を自分で指示することができます。
また、「親しみやすさを追加してください」「信頼感を与える敬語に修正してください」などの設定も自由です。
ただし、以下のようなデメリットがあります。
【ChatGPTのデメリット】
- 無料だと文字数制限がある
- 指示文のわずかな違いで出力結果が変わる
- クラウドにデータが保存されるため、情報流出の可能性がある
よって、ライターとして企業と仕事をしようとしている方にはおすすめできません。
しかし、情報流出しても問題がなく、1記事の文字数が少ない個人のトレンドブロガーの方とは非常に相性の良いツールだと思います。
Gemini
Geminiは、GoogleがリリースしたAIチャットサービスです。
先に挙げたChatGPTと同じようなデメリットがあるうえ、ChatGPTよりも文章校正の精度が劣るため、文章校正を重視する方にはあまりおすすめできません。
しかし、Google上の最新情報と照らし合わせて情報の鮮度をチェックしたいという方には、非常におすすめで、先に紹介したような文章校正ツールと合わせて使うとより良い記事を書くことができます。
例えば、「Google検索上で、上位表示できるように記事を添削して」と直接Googleのツールに聞くこともできるため、SEO記事を書く際にも便利です。
ぜひ単体ではなく、情報の鮮度チェックやSEO添削といった目的で、他ツールと合わせて使ってみてください!
ただし、ChatGPTと同じく、無料だと文字数が限られます。

まとめ
この記事では、初心者でもできる校正のやり方と、校正のお助けツールをご紹介しました。
校正をする際には、以下の点を1文字1文字丁寧にチェックしていきましょう。
また、より効率的に校正をすることができるツールは、特に「文賢」と「Shodo」がおすすめです。
【どんな人におすすめ?】
文賢 ⇒文章力・語彙力向上も目指したいライター初心者や、本気でライターとして稼ぎたい人
Shodo ⇒誤字・脱字チェックに重きを置く、記事管理もしたいライター中級者
Languise ⇒専門的なレポートをもとに記事を書く人、技術系・経済系・医療系など
ChatGPT⇒柔軟な指示で校正したい人、短い記事だけでいい人
Gemini⇒Google上の情報をもとにアドバイスが欲しい人、他ツールとの合わせ使いがオススメ
ツールを使いながら効率的に校正をして、ライターとしてレベルアップしていきましょう!
最後まで読んでくださったあなたが、ライターとしての目標を叶えることを願っています。
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