
- 周りの人は普通に働いているのに、フルタイム労働に耐えられない……
- 仕事中に言われた一言が頭にこびりついて離れない!
そう悩むあなたは、筆者と同じHSPの気質を持っているかもしれません。
この記事では、HSPで営業職を続けている筆者が実際に取り組んでいる、自分の心を守るための対処法を解説していきます。
この記事で解決すること↓
- HSPの人が、仕事がつらくなる理由は?
- 人との関わりがとにかく疲れる……対処法は?
- 実際に解決できた人の体験談を知りたい
最後まで読めばきっと、明日からの仕事が楽になるはずです。
HSPが仕事をきついと感じる3つの理由

HSPの人が、仕事が辛いと感じる理由は主に以下の3つです。
- 多くの人と関わらなければならない
- オフィスの雑音が気になる
- 自分のペースで仕事ができない
多くの人と関わらなければならない
会社で働いている以上、上司・先輩・後輩・取引先……様々な人と関わらなければなりません。

- 今表情が曇った……ひとこと余計だったかな
- ○○さん無理してるな、体調悪いのかな……もしかして私と話すのが嫌?
仕事中、そんなことを考えていませんか?
他人の些細な表情の変化に気が付いてしまうHSPにとって、人間関係は大きなストレスとなります。
100%心を許した相手(家族・親友・パートナーなど)であれば心安らぐ関係を作れることもあるのですが、職場はそうもいかないのでストレスフル!
筆者も営業職で50以上の得意先を相手にしていますが、この後解説する対処法を忘れると、心がくったくたに疲れてしまいます。
HSPの人が仕事がつらいと感じる一番大きな原因は、人間関係ではないでしょうか。
オフィスの雑音が気になる
誰かが電話で話している声、キーボードのカタカタ音、咳払い……
気になる!とにかく気になる!
HSPは音に敏感な方が多いため、オフィスの雑音に大きく集中力を削がれます。
雑音にストレスを感じ、思うように仕事が進まないことにまたストレスを感じるという、負のループに陥ることも珍しくありません。
自分のペースで仕事ができない
突然仕事を頼まれたり、上司のお説教が長引いたり……
自分があらかじめ立てておいたスケジュール通りに進まないのが仕事です。
予定の変化やマルチタスクに大きなストレスを感じるHSPにとって、自分のペースで仕事ができないことは苦痛です。
筆者もかつて、マルチタスクができなくて毎日22時頃まで残業していました。
当然心はぼろぼろになり、毎日寝る前にベッドで泣いていましたね。
しかしこの問題に関しては、徹底的な業務の効率化で解決しました。
詳しくは別の記事で解説していきます。
HSPが我慢して仕事を続けた結果

筆者は新卒で大手化粧品会社に就職し、営業職となりました。
- 何もわからないまま25件の取引先を担当することに→当然取引先には煙たがられる
- 職場に心を許せる人がいない
- 毎日22時まで残業
職場でも取引先でも人間関係はつらい、家でゆっくりする時間も取れない……そんな日々が続いた結果、完全に心を病みました。
毎日職場で泣きながらパソコンに向かったり、彼氏に泣きながら電話しすぎてうざがられたり(ますます病んだ)。
月1で体調を崩して会社を休むこともありましたね。
今、仕事がつらいと悩んでいるHSPさんは、この後解説する対処法を絶対に試してほしいです。
心が一気に楽になった、1冊の本との出会い
HSPさんが仕事がつらい理由に、「人の些細な表情や声のトーンに気が付くから、人間関係がストレス」というのが挙げられました。
筆者もHSPの営業職で、毎日何十人という人に会うため、上手く話せなかったり、他人のひとことがずっと頭から離れなかったり、本当につらかったです。
そんな中、上司におすすめされた本を読んだことで、一気に心が軽くなりました。
心が楽になった本とは、草薙龍瞬さんの『反応しない練習-あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」』です。
この本を読んで、以下のような悩みが解決しました。
- 人からの言葉や反応がとにかく気になる
- 常に「頑張らなきゃ」「自分はダメだ」と思い込んでいる
- 定期的に心が限界を迎える
それでは、この本の内容や私の体験談を踏まえて、筆者が今も営業職を続けるために実践している、仕事がつらいときの対処法を解説していきますね。
仕事がつらいHSPが心を守るための対処法

HSPが仕事がつらいときにおすすめの対処法は、以下の4つです。
- 「ムダな反応」をしないように心がける
- 自分が好きな運動をする
- 働きやすい環境づくりをする
- 仕事以外の逃げ場を作る
「ムダな反応」をしないように心がける
1つ目は、先ほどご紹介した『反応しない練習』という書籍から得た知見です。
例えば、誰かに言われた些細な一言にずっとモヤモヤした気持ちを抱えてしまうとき。
書籍には以下のように書いてあります。
例えば、相手のことが頭から離れず、ムシャクシャ、モヤモヤしているとしたら、その原因は「相手」ではありません。自分の中の「記憶」です。
ー 草薙龍瞬『反応しない練習-あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」』
つまり、自分の記憶に対してずっとモヤモヤを抱えていても、何か状況が変わるわけでもない、気分が上がるわけでもない、すなわち「ムダな反応」だということです。
他人の言動や表情に対してずっとモヤモヤが残ってしまっているときは、
「あ、これはムダな反応だ」
と気づくだけでも、とても心が軽くなりますよ。
このほかにも、心を楽にするためのヒントがたくさん詰まっているので、仕事がつらいと悩む方はぜひ読んでみてください。
自分が好きな運動をする
運動をするとリフレッシュできる……というのは何となく想像がつくかもしれません。
たとえば幼い子どもは、怒ったり泣いたりしていても、飴玉を口に放り込んだり、楽しいものを見つけたりすると、途端に機嫌が直りますね。あれは「感情」に反応していた心が、「感覚」への反応に切り替わった状態です。大人でも、イヤな記憶を思い出したり、不快な感情に悩まされたりしたときは、「体の感覚に意識を向ける」ことです。
ー 草薙龍瞬『反応しない練習-あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」』
上記のように、つらい・モヤモヤといった「感情」ではなく、体の「感覚」に意識を向けることで、仕事のつらさを忘れてリフレッシュすることができますよ!
筆者はお家に可変式ダンベルを置いて、イヤなことがあった日はゴリゴリ筋トレするようにしています(笑)
働きやすい環境づくりをする
仕事がつらいとき、人はいっぱいいっぱいになってしまって、案外その環境が自分で変えられることに気が付かないものです。
あなたは出来る限り、自分が働きやすい環境づくりをしてみましたか?
筆者が仕事がつらいピークを迎えたとき、デスク・ロッカー・鞄の中……ありとあらゆる所がぐっちゃぐちゃでした。
まずは整理整頓をして、自分が働きやすい、心地いい環境を作ることがとてもおすすめです。
そのほかにも耳栓やお気に入りのスケジュール帳、アロマのハンドクリームのように、心を落ち着けるグッズを買って、最大限自分が働きやすい環境づくりをすることで、仕事の効率が格段に上がって、つらさを軽減させることができましたよ!
仕事以外の逃げ場を作る

仕事がつらい、だけど仕事をしないと生活できないから辞められない……
仕事に依存してしまうと、「逃げられない」という気持ちからますます仕事がつらくなってしまいます。
そこでおすすめなのが、「今の仕事を辞めても大丈夫」と思える資格やスキルを身に着けることです。
例えば筆者は、副業でWebライターを始めたことで、大きな心の余裕ができました。
例えばこんな感じです↓
取引先の方の表情が曇った……何かいけないこと言ったかな?
副業を始める前
ああ嫌われた、終わりだ!売上下がったらどうしよう、これからも取引は続くのに……
副業を始めた後
嫌われたかなあ……まあ仕事で大失敗したら副業で生きていくもん!大丈夫大丈夫!
自分が興味のある分野の勉強をして、心の余裕を作ってみてください!
まとめ
周りを見れば、何十年と毎日出社している人ばかり。
どうして私だけこんなにつらいんだろう、周りと同じように働けないんだろう……
筆者もかつて、仕事が本当につらかったです。
しかし1冊の本に出会い、できる限り自分の心を楽にしてあげる努力をすることで、仕事のつらさが大きく軽減されました。
最後まで読んでくださったあなたが、明日から少しでも心を楽に、毎日を穏やかに過ごせることを願っています。
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